弊社は岡山市にある住宅の内装・インテリアの会社です。
賃貸マンションのリフォーム・リノベーションや住宅の内装工事を柱に、実店舗でカーテン・インテリアショップを展開しています。
社員は12名で、女性スタッフが多いのも特徴ですね。

そうですね・・・
ウェブサイトは主にカーテンの販売を目的としたものになるのですが、まず言えるのはインターネット経由のお客様が近年ますます増加していることが挙げられます。集客の柱になるのはウェブサイトなので、もっといいものをつくりたいと思っていました。
あとはやはりネット通販の台頭です。
既製品のカーテンはもちろん、最近ではネットでオーダーカーテンを注文できるサイトも増えていて、単なる価格勝負になってはいけないという気持ちもありました。
それで黒瀬さんにウェブサイトのアドバイスをいただこうと思ったのがきっかけです。

スタッフは私にとって家族のような存在で、本当に信頼できる仲間でもあります。
スタッフの成長が会社の成長にもつながりますし、みんな一生懸命お客様のために提案をしてくれているので、少しでもその力になるような「何か」を持たせてあげたかったんです。
それで一緒に考えようと思いました。

そうですね。
まず、カーテン・家具などの小売業の未来やデジタル化によるピンチとチャンスの両方の話をみんなでしました。
そのうえで単にウェブサイトをリニューアルするだけでなく、これからのデジタルの時代は今までとは違う新しい選ばれる理由が必要だという話になったんです。
お客様から選んでいただいている理由をアンケートをとったり、インタビューに行ったり。
あと、あらためて自社の強みは何なのか・・・みんなで何回も話をしました。

はい。カーテン選びはデザインから入る人が多いのですが、本来カーテンにはいろいろな役割があって、家の周辺環境や家族構成、ライフスタイルなどをしっかり考えてから検討することが重要です。
これはもともと私が一番大切にしていたことでもありますし、お客様の真のベネフィットを考えた時にこのパーソナル診断サービスが最も重要だと気づいたんです。
AB3Cを通じて頭の整理ができ、その時にあらためてこれは自社の選ばれる理由になると確信が持てました。
なんだかモヤモヤしていたものがスッキリした気分でしたね。

そう。でも実際にそれをどう表現したらいいのかが難しかったです。
これもいろいろとアドバイスをいただいて、本当に満足の出来るサイトリニューアルが出来ました。

実はサイトリニューアルをしたのは昨年の３月のことで、その時には新型コロナの影響が出始めたころで・・・
リニューアル直後に緊急事態宣言も出たので、これは売上に影響するなと覚悟をしていたんです。
でも、実際にはすぐに客足が戻りました。
その後お客様は増え続け、今では来店者の大半はウェブサイト経由です。
この集客の部分に大きく貢献してくれましたね。

あと成約率があがりました。
以前は相見積もりも多かったですし、とりあえず見に来ただけというお客様もいらっしゃいました。
でも今のウェブサイトになってからは、ほぼ購入する気持ちになってご来場いただいているお客様が増えたと思います。
これはウェブサイトに選ばれる理由が明確に表現されているからだと思います。

でも、やっぱり一番うれしかったのはスタッフの行動変化です。
自分たちの強みをしっかりと認識して一段と自信をもって対応してくれるようになり、イキイキと働いてくれているのを見ると本当に良かったなと思います。

そうそう。いまは検索エンジンで「オーダーカーテン　岡山」で１位。「カーテン　岡山」で２位ですからね。
リニューアル前は１６位くらいだったので、この成果はすごいと思います。

はい。住宅や家具のIoTや、ネット通販なども含めたDXは今後さらに加速していくと思います。
一方で人口減少や新築住宅の需要減少など、業界を取り巻く環境は厳しさを増していきます。
そういった中でも自社はスタッフとともに成長を遂げ、お客様から選んでいただける企業になるようこれからも努力を重ねていきます。